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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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有益なことをする

 OCDのひとたちに共通の誤りは,「強迫行為をしなければ,激しい不安で仕事も手につかない。だから,強迫行為をしよう」と考えることだ。第1に,これまで説明したように,強迫行為は不安をさらに激化させる。だが,もうひとつ問題がある。強迫行為は連鎖的に増加するということだ。数々の強迫行為にかける時間で,もっと有益なことができるはずだ。ばかげた強迫行為で時間を無駄にするだけでなく,そのぶん有益なことができなくなる。つぎのことを覚えておこう。強迫行為ではなく有益なことをすれば,関心の焦点が移る。これが,脳のはたらきを変化させて,快くなるための第1の方法である。同時に新しい機会が生まれ,だれが見ても価値ある活動ができる。

ジェフリー・M・シュウォーツ 吉田利子(訳) (1998). 不安でたまらない人たちへ 草思社 pp.175
(Schwartz, J. M. (1996). Brain Lock. New York: Harper Collins.)
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