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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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スキューズ数

 リトルウッドの発見から20年ほど後の1933年,リトルウッドの下にいた大学院生スタンリー・スキューズが,素数を少なくとも10の10乗の10乗の34乗まで数え上げれば,ガウスの評価が素数の個数を下回る現場を目に出来るだろう,と発表した。実にとてつもない数である。大きな数は,観察可能な宇宙の原子の数と比較されることが多い。。かなり正確な見積もりによると,観察可能な宇宙にある原子の総数はほぼ10^78だという。だが,スキューズがあげた数はこの数をはるかに超えている。やがてハーディは,スキューズ数とよばれるこの数が昭明の中で現れた最大の数だと断言することになる。

マーカス・デュ・ソートイ 冨永星(訳) 素数の音楽 新潮社 p.195.


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