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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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公益と社益

 ルール作りの話をすると,すぐに「これも闘いの一部だ。自分に有利なルールを作ろう」という人がいるのは,以前にお話ししたとおりです。
 そこで,「ちょっと待ってください。それで勝てるとは限らないし,長い目で見ると大敗する危険性だってあります」と説明すると,今度は「じゃあ,ルール作りだけは公益が主体ですね」になってしまいます。
 私を含め,さまざまな現場におられる方は,そう簡単には割り切れないはずです。公益,つまり社会全体のためにはどのスタンスが良いのか,そのルールなら,わが社にとって成長の糧になる制約になり得るのか,そして,社益を考えると,結局そのルールはわが社に有利なのか,といった要素が頭の中で凄まじい渦を巻く方が自然です。

青木高夫 (2009). ずるい!?:なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか ディズカヴァー・トゥエンティワン pp.185-186
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