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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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この子の運命

ハリスは,親が子どもの人格を形成できるという信念がどれほど歴史の浅い偏狭な考えであるかを指摘して,1950年代にインドの僻地の村に住んでいたある女性の言葉を引用している。子どもにどんな人間になってもらいたいと思っているかと聞かれた彼女は,肩をすくめて,「それはこの子の運命で,私が望むことではありません」と答えたのである。

スティーブン・ピンカー 山下篤子(訳) (2004). 人間の本性を考える[下] 心は「空白の石版」か 日本放送出版協会 p.224-225.
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