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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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遺伝の影響

 私たちはまた,遺伝子が友人同士のつながり方に及ぼす影響についても調査した。推移性は,ある人の友人のうち任意の2人が友人同士である可能性を示すことを思い出してほしい。推移性の高いひとは,全員がおたがいを知っている高密度の集団のなかで生きている。対照的に,推移性の低い人は,いくつかの異なるグループに友人を持つ傾向がある。そういう人はしばしば,まったく異なるグループ同士を結ぶ架け橋の役割を果たす。私たちの研究では,推移性は非常に遺伝性が高く,差異のうち47%は遺伝子の違いによって説明できることがわかった。したがって,一般的に言って,たがいに知り合いである友人が5人いる人と,たがいに知り合いでない友人が5人いる人は,遺伝子構造が違うことになる。

ニコラス・A・クリスタキス,ジェイムズ・H・ファウラー 鬼澤忍(訳) (2010). つながり:社会的ネットワークの驚くべき力 講談社 pp.291-292
(Christakis, N. A. & Fowler, J. H. (2009). Connected: The Surprising Power of Our Social Networks and How They Shape Our Lives. New York: Little, Brown and Company.)
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