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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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ソシオメーター理論と暴力,自己愛

 暴力傾向についていうと(Baumeister et al., 1996),高自尊心者は,すでに他者から受容されていると確信しているので,他者からの評価を気にしない。だから暴力をふるったりしても,他者からの評価を気にしないのだろう。
 また,ナルシストも,すでに他者から受容されていると確信している。ナルシストは自己中心的な行動をとるが,これは,他者を利用することが当然であると信じ込んでいるからである。だから,そうした行動に対して他者から反発を受けると,ナルシストは驚いてしまうようである。他者が自分を受容しているのは当然だと考えているからである。


M.R.リアリー (2001). 自尊心のソシオメーター理論 R.M. コワルスキ&M.R.リアリー(編著) 安藤清志・丹野義彦(監訳) 臨床社会心理学の進歩 実りあるインターフェースをめざして 北大路書房 222-248.


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