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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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時代の流れ

 すでに出版社はもとより,レコード会社にも映画会社にもアニメ・プロダクションにもゲームメーカーにも,以前ほどのおカネが入らなくなり,著作権者の生活は苦しくなっている。
 しかし,私は最近,これは仕方がないと思い始めた。というのは,デジタル化というのは誰でもコピーができるということであり,いまのデジタル技術では,コピーとオリジナルの差がないからだ。つまり,著作権法が規定する「複製権」「出版権」などというものは有名無実化し,それを誰かが専有できること自体がありえなくなっている。もっとはっきり言えば,デジタルコンテンツというのは,それが公開された瞬間から,パブリックドメインになってしまうのだ。
 そう考えると,デジタル時代には従来の著作権法ではない新しい権利法が必要だ。

山田順 (2011). 出版大崩壊:電子書籍の罠 文藝春秋 pp.156
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