忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

仮説検証法

・モデルから出発して演繹的推論を行なって,これまで確かめられていないことを予測する。ここで,演繹的推論とは,論理式「AならばBである」の集まりについて,排中律「Aであることは,非AであることとAと非Aの間にあることを意味しない」と推移律「AならばBかつBならばCであるとき,AならばCである」を用いて推論することをいう。この推論は一本道で枝分かれはない。
・この予測を確認できる観測・実験を行なう。
・予測と観測・実験結果が誤差の範囲で一致すれば,モデルは偽でなく「モデルは検証された」とする。
・予測と観測・実験結果とが誤差の範囲を超えて一致しないとき,「モデルは反証された」とし「モデルは偽である」として,反例を取り込んでモデルを作り直して予測に戻る。
 この枠組みを「モデル形成とその検証のループを回す」方法,あるいは簡潔に「モデル検証法」または「仮説検証法」という。

市川惇信 (2008). 科学が進化する5つの条件 岩波書店 pp.12-13
PR

TRACKBACK

Trackback URL:

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]