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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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社会が問題

 意外なことではないが,農薬と化学肥料を集約的に用いた農業が,世界の貧しい人々に食糧を与えるために必要だとアグリビジネスは言っている。しかし,約10億人が日々飢えていようとも,工業的農業は答えではないかもしれない。過去5000年にわたり,人口は食料供給能力と足並みを揃えてきた。ただ食料生産量を増やすだけではこれまでうまくいかなかったし,人口増加が続くかぎりこれからもうまくいかないだろう。国連食糧農業機関は,すでに地球上の人間すべてに1日3500カロリーを与えられるだけの作物が生産されていると報告している。1人あたり食糧生産量は1960年代以降,世界の人口よりも速く増加している。世界から飢餓がなくならないのは,農業生産能力の不足よりも,食料事情の不平等や分配の社会的問題,経済が原因なのだ。

デイビッド・モンゴメリー 片岡夏実(訳) (2010). 土の文明史:ローマ帝国,マヤ文明を滅ぼし,米国,中国を衰退させる土の話 築地書館 pp.274
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