忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

視線感知

 見られているという感覚は,誰もが体験したことのある,ありふれたスーパーセンスの一例だ。実を言えば,あまりによくあるため,見えない視線を感知するのは人間が普通に備えている能力だと思われていたりする。人並み以上に分別があるはずの教育を受けた大人でも,そんな能力が本当にあるなら,超自然現象だということに気付いてさえいないことが多い。だからこそ,発達期に自然発生し,やがて常識と受け止められるようになる超自然現象信奉の一例として,この見えないものにみられているという感覚を詳しく検討してみる価値がある。これは大人が子どもに教えるような通念ではないのである。

ブルース・M・フード 小松淳子(訳) (2011). スーパーセンス:ヒトは生まれつき超科学的な心を持っている インターシフト pp.329
(Hood, B. (2009). Supersense: Why We Believe in the Unbelievable. London: HarperCollins.)
PR

TRACKBACK

Trackback URL:

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]