忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

野生化したイヌは

 コッピンジャーは,逃げ出した家畜が何世代かを経て野生化するとき,ふつうは,祖先の野生動物によく似た姿に戻っていくと指摘する。したがって,野生化したイヌはオオカミにかなり似たものになると予想してもいいだろう。しかしそういうことは起こらない。その代わりに,野犬のままにしておかれたイヌは第三世界のいたるところに見られる人間集落の周辺をうろつく「村イヌ」——野良犬——となる。この事実を考えると,人間の育種家が最終的に働きかけることになったイヌは,もはやオオカミではなくなっていたはずだというコッピンジャーの説は当を得ているように思われる。彼らはすでに自分たち自身でイヌ——村イヌ,野良犬,ひょっとしたらディンゴ——に変わってしまっていたのである。

リチャード・ドーキンス 垂水雄二(訳) (2009). 進化の存在証明 早川書房 pp.137
PR

TRACKBACK

Trackback URL:

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]