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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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自分は目利き

 真実を見極める力が自分よりいくらか上だと思える人がいたなら,常にその人の意見を受け入れ,自分の代弁者になってもらえばいいと思うのだが,そうはならない。知能指数や学歴,専門性,職業の地位が明らかに自分より高い人から自分とは違う意見を聞いても,敬意を払おうとする人はほとんどいない。
 敬意を払う場合でも,自分は「尊敬すべき相手を見つけ出す大の目利き」だと考える。また,わたしの伯父ほど政治をよく知っている人間はいないと主張する。自分自身を自慢できないときには,すばらしい人とのつながりという栄誉を求めようとするわけだ。

タイラー・コーエン 高遠裕子(訳) (2009). インセンティブ:自分と世界をうまく動かす 日経BP社 pp.161-162
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