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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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制限と希望

 結果は驚くべきものだった。原理主義に分類された宗教の信徒は,他の分類に比べて,宗教により大きな希望を求め,逆境により楽観的に向き合い,鬱病にかかっている割合も低かったのだ。実際,悲観主義と落ち込みの度合いが最も高かったのは,ユニテリアンの信徒,特に無神論者だった。これだけ多くのきまりごとがあっても,人々は意欲を失わず,かえってそのせいで力を与えられているように思われた。かれらは選択の自由を制限されていたにもかかわらず,「自分の人生を自分で決めている」といった意識を持っていたのだ。

シーナ・アイエンガー 櫻井祐子(訳) (2010). 選択の科学:コロンビア大学ビジネススクール特別講義 文藝春秋 pp.51-52
(Iyengar, S. (2010). The Art of Choosing. New York: Twelve.)
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