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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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責任認識の順序

 責任をめぐる正しい洞察からすれば,「意図→行為→損害の事態→責任の発生」という時間的な順序があるのではなくて,「起きてしまった事態→収まらない感情→責任を問う意識→意図から行為へというフィクションの作成」という論理的な(事実の時間的な流れに逆行する)順序になっているのですね。このことを私たちはよくよく自覚しつつ,責任論議をする必要があります。



小浜逸郎 (2005). 「責任」はだれにあるのか PHP新書 Pp.211-212.
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