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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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血の赤さ

 よく知られているように,動脈血は鮮やかな赤色,静脈血は黒ずんだ赤色をしている。献血や血液検査で採血するのは,すべて静脈血だ。それに比べて動脈血は赤ペンキのように真っ赤なため,一目で区別できる。テレビの刑事ドラマで犯罪被害者が流血しているシーンを見ると,なぜか血液は暗赤色で表現されていることが多い。おそらく製作者サイドが,採血などで静脈血しか見ていないせいだろう。だが実際には,静脈血を切断されて死に至るケースは少ない。逆に,外傷から真っ赤な鮮血が流れていれば,動脈からの出血失血の可能性が高い。

上野正彦 (2010). 死体の犯罪心理学 アスキー・メディアワークス No.637/2162(Kindle)
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