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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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呪いを信じたくなるのは

 私たちがなぜ,呪いを信じたくなるのかについて,進化学の観点から説明するとこうなる。「怪しい」サインに対してより用心深く反応した祖先のほうが,たとえば木の葉がたてるサラサラという音を聞いてそれが幽霊なのか,風なのか,敵が跡をつけてきたのではないかと考えた祖先のほうが,何も気に留めなかった祖先よりも長く生き延びた。同じように,破滅の兆候となるサインに気を配り,警戒して暮らした祖先は,自分の姿をかたどった人形がピンクッションにされていても気にしなかった祖先よりも長生きしたのである。

レイチェル・ハーツ 綾部早穂(監修) 安納令奈(訳) (2012). あなたはなぜ「嫌悪感」を抱くのか 原書房 pp.153-154
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