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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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覚醒レベルの問題

 どれだけ刺激を受けたいかは,神経学的に覚醒レベルが通常どの程度であるかによって決まる。つまり,脳が生まれつきどれだけ敏感で活動的かで決まるのである。生まれつき敏感な人は,強い刺激を好まない。なぜなら,強い刺激によって簡単に針が振りきってしまい不機嫌になるからだ。一方,生まれつき神経覚醒の値が低い人を盛り上げるには,さらに多くの刺激が必要になる。つまり,刺激希求性の高い人は実は比較的低レベルの神経覚醒で機能している。そういう人にとって,生きているという実感をより強く得るには激しい経験が必要になるが,低い刺激しか求めない人は内面ですでに興奮しているため,それ以上の覚醒を避けたがる。あるいは現在の興奮を弱めようとする。刺激希求性の高い人も刺激希求性の低い人も,それぞれ,感情を高めたり抑えたりしようとして行動し,環境を調節することで快適に生きようとしている。刺激希求性の高い人は,消防士やレーシングドライバーになることが多いが,低い刺激しか求めない人は図書館司書や庭師になることが多い。当然,刺激希求性の高い人は刺激希求性の低い人よりもはるかに多くのホラー映画を観て,存分に楽しむ。元気づけられるからだけではない。観た以上の見返りが期待できるからである。

レイチェル・ハーツ 綾部早穂(監修) 安納令奈(訳) (2012). あなたはなぜ「嫌悪感」を抱くのか 原書房 pp.203-204
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