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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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離婚経験のある場合

離婚経験のある女性は,男性たちからの性的に期待を込めた過剰な視線にさらされがちだ。そして男性たちは,女性の「性的欠落感」が,逆に性的奔放さや積極性へ展開することをさらに期待する。またそれだけではなく,彼らは夫婦生活の破綻は女性の性的価値を低めるものとみなし,時には,いわゆる責任のともなわない性的関係をも期待しがちである。
 こんな特徴が指摘できるが,つきつめて言えば,「男性は女性を仕事上のパートナーとしてよりも常に性的な対象として見ることに慣れていて,性的な視線を女性に向けがちである。特に離婚した女性などに対しては,そうした傾向が一層強い。そして,そのような場合に,トラブルに発展した際には,男女とも離婚した女性に対しては自己責任について厳しく,本人の落ち度などの非を唱える傾向が強い」ということになろう。

金子雅臣 (2006). 壊れる男たち 岩波書店 pp.144-145
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