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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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N=全部

標本抽出は「小」から「大」を生み出そうという発想だ。最小限のデータから最大限の知見を引っ張りだそうというわけである。しかし,膨大なデータを活用できるようになった今日,標本の意義はすっかり薄れてしまった。データ処理技術はすでにがらりと変わっていて,我々の方法や意識が追いついていないのである。
 対象によっては標本作成以外に方法がない分野もある。しかし,部分的なデータ収集から,なるべくデータをかき集める方向へのシフトがあちらこちらで始まっている。可能ならば,すべてのデータを集める,いわば「N=全部」の世界をめざそうという発想だ。

∨・M=ショーンベルガー&K.クキエ 斎藤栄一郎(訳) (2013). ビッグデータの正体:情報の産業革命が世界のすべてを変える 講談社 pp.46
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