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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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診断インフレ

診断のインフレを示す証拠は至るところにある。精神疾患の爆発的流行は過去15年間に4度あった。小児の双極性障害は,信じがたいことに40倍に増えた。自閉症はなんと20倍に増えた。注意欠陥・多動性障害は3倍になった。成人の双極性障害は倍増した。有病率が急上昇する時,そこにはそれまで見落とされていた本物の患者がいくらかは含まれている——診断とそれに基づく治療を切実に必要としている人たちだ。しかし,これほど多くの人々,とりわけ子どもが,なぜ突然病気と見なされるのかは,診断が正確になったというだけでは説明できない。

アレン・フランセス 大野裕(監修) 青木創(訳) (2013). <正常>を救え:精神医学を混乱させるDSM-5への警告 講談社 pp.175-176
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