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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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条件の固定化

普通に考えると,ものごとの正しさを判断する場合には,条件を精密におさえる方がよいというようにいわれます。血圧にしても,朝目覚めたとき,まだ布団の中で起き上がらないときに測った血圧が基準となるといわれます。これは条件を固定した方が,より信頼のおけるデータがとれるであろうということです。このことはそれなりに正しいと思います。
 しかし,実際に変化するものを調べる場合,条件を固定してしまうと,かえって全体の傾向がつかめなくなるときがあります。ある程度の変化を与えて,その変化にどれだけ追随するかを調べるのも新しい方法なのです。

矢野宏 (1994). 誤差を科学する:どこまで測っても不正確!? 講談社 pp.87
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