I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

乗るか降りるか

No.1にならなくてもいい
 もともと特別なOnly one

 この曲に癒やされながら人々は,子ども・若者たちの間での「自分探し」と「学校的な価値観」との奇妙な癒着と分離を黙認してきたことになる。藤田や苅谷が強調していたのは,そのような黙認の結果として社会階層にそった学力の格差とその拡大が進行したのだということであった。
 だとすると「個性」という言葉は,学校的な能力主義にのっとってそれなりの成績を挙げられる人とそうでない人とで異なる含意を持つものとなったということもできる。すなわちそれは,成績のよい子たちには能力を徹底的に磨くことを,成績のあまりよくない子たちには成績競争から降りることをそれぞれ推奨していたのである。

浅野智彦 (2013). 「若者」とは誰か:アイデンティティの30年 河出書房新社 pp.83

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