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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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収束するとき

二分法でおいもしろいのは,あれだけ白熱した議論が,どちらの説も正しいと指摘されるときれいに収束することだ。光は場面によって波になったり,粒子になったりする。現実を踏まえて,分析に都合が良いほうを選べばよい。進化の速さも時と場合によって変わる。火山の噴火や隕石の落下が起これば,生物が大量に死滅するのでたしかに進化は加速するだろう。しかしそうでないときは,たまに起こる突然変異を軸にしたのんびりペースで進むだろう。色覚に関する2つの説も,視覚情報を分析するシステムのちがいにすぎない。網膜は三原色で光をとらえるが,脳の視覚皮質は4色で視覚情報を分析するのだ。

ロビン・ダンバー 藤井留美(訳) (2011). 友達の数は何人?:ダンバー数とつながりの進化心理学 インターシフト pp.183-184
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