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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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形而上学の実践

天気予報が形而上学の実践だと言ったら驚くかもしれないが,天気を予測するという考え自体が,予定説対自由意志という議論を呼び起こすものなのである。ロフトは言う。「すべては決められているのか,それとも私たちが自分自身で決めるのか。これは人類にとって基本的な命題だ。そして2つの考え方がある」
 「1つは聖アウグスティヌスとカルバン主義だ」。ロフトは予定説を唱えた2人をあげた。この考えのもとでは,人間に世界がどうなるかを予測する力はあるかもしれないが,それを変える力はない。すべては神の計画にしたがって進む。「これに反対するのが,イエズス会とトマス・アクィナスで,私たちには自由意志があるとした。問題は世界が予測可能なのか,それとも不可能なのか,ということだ」

ネイト・シルバー 川添節子(訳) (2013). シグナル&ノイズ:天才データアナリストの「予測学」 日経BP社 pp.124
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