忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

自己認識をもつ動物

自己認識は,動物が時間と空間という視点を得て,仲間やそのほかの存在を意識していくうちに,自然に生まれてきたもののように思われる。この能力が,何らかの利益をもたらすためのものなのか,あるいは脳が発達する際に生じた副作用にすぎないのかはわからない。だがともかく,いったん獲得されると,私たち自身の複雑な情報伝達システムに組み込まれることになった。こうして私たちは,自らの行動と倫理観がどのような結果をもたらすかを自覚できる動物になったのである。

クライブ・フィンレイソン 上原直子(訳) (2013). そして最後にヒトが残った 白楊社 pp.287
(Finlayson, C. (2009). The Humans Who Went Extinct: Why Neanderthals Died Out and We Survived. Oxford: Oxford University Press.)
PR

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]