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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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毒々しい色

英国人はフランス人よりもずっと砂糖を好んだのはよく知られていたが,それは英国の子供が派手な色の菓子をしきりに欲しがったことに現れていた。現代の英国の子供が好きなものを自分で選ぶおやつ——ピンクのシュリンプ,目玉焼き,瓶詰めのコーラ等——に相当するものが1840年代にもあった。ヴィクトリア朝の菓子屋は,ジンジャー・パール,黄色い棒飴,多色のあられ砂糖,丁子風味棒飴(クローヴ・スティック),ねばねばした黒砂糖から作ったココナツ・キャンディー,イチゴ・スイーツ,林檎スイーツ,シュガー・オレンジ,シュガー・レモンを売った。そうしたものはすべて,売らんがために毒々しい色になっていた。

ビー・ウィルソン 高儀 進(訳) (2009). 食品偽装の歴史 白水社 pp.147-148
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