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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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自信を持っている

他にも学生の自尊心が高くなると成績は下がるということを示す証拠が,全国で見つかった。成績が下がっても自分に不満を感じないのだ。バウマイスターは独自の研究で,本当にひどいことをする人間が(たとえばプロの殺し屋とか連続婦女暴行犯人など),著しく高い自尊心を持っていることがあると指摘し,首をひねっている。
 科学論文を審査した調査委員会の心理学者たちは,現代社会に自尊心の低い人が満ちているという考えは間違いだと結論した。少なくともアメリカ,カナダ,西ヨーロッパではそのような現象は見られない。ほとんどの人がすでに自分にかなり満足している。特に子供たちは最初からとても自信を持っている。

ロイ・バウマイスター&ジョン・ティアニー 渡会圭子(訳) (2013). WILLPOWER 意志力の科学 インターシフト pp.242
(Baumeister, R. F., & Tierney, J. (2011). Willpower: Rediscovering the Greatest Human Strength. London: Penguin Books.)

※日本の場合は他国に比べ自尊感情は低く,近年低下傾向にあります。
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