忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

テーマの示唆

テーマを示唆するに当たり,教員は2つの異なった基準に従うことができる。熟知しているテーマ,弟子を容易に指導してやれるようなテーマを指示するか,それとも,十分には知らないテーマ,もっと知りたいと思っているテーマを指示するか,のいずれかである。
 はっきりさせておきたいことは,見かけとは異なって,この後者の基準の方が正当かつおおらかだという点である。教員はこういう論文を指導することにより,自らも固有の視界を拡大せざるを得なくなるだろうと思っている。それというのも,学位志願者の仕事を十分に判断し,彼の作業中に助けてやろうと欲すれば,当然,何か新しい事柄に従事しなければならないであろうからだ。通常,教員がこの後者の道を選ぶ場合には,学位志願者を信頼しているからであり,一般には,彼に対して,そのテーマが教員本人にとっても斬新で,これの掘り下げに興味を持っていることをはっきりと語るものである。


ウンベルト・エコ 谷口 勇(訳) (1991). 論文作法—調査・研究・執筆の技術と手順— 而立書房 pp.54
PR

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]