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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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単発性と多発性

人間には単発性の者と多発性の者とがいる。単発型人間は,一つのことだけをその都度,着手したり終えたりすると,仕事がはかどる。こういう人間は音楽を聴きながら読むことはできないし,ある小説を中断して他の小説を読むことができない。そんなことをすれば,話の筋道を見失ってしまうからだ。極端な場合には,ひげをそったり,化粧したりしている間は,質問に答えることもできない。
 多発型人間は全く逆である。こういう人間はさまざまな関心が一度に進行した場合に初めて,仕事がはかどる。そして,一つのことだけに没頭すると,退屈さに打ちのめされて,しょげ返る。単発型人間はよりきちょうめんだが,往々,空想力に乏しいことがある。多発型人間はより創造的だが,往々ずぼらで,気まぐれなことがある。しかし,偉人たちの伝記を調べにかかると,多発型の者も単発型の者もいたことが分かるであろう。

ウンベルト・エコ 谷口 勇(訳) (1991). 論文作法—調査・研究・執筆の技術と手順— 而立書房 pp.130
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