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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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知能じゃないところ

幼少期の支援こそが重要であるとする科学的根拠に異を唱えるのはむずかしい。子供の脳の健康的な発達において,最初の数年は非常に大切だ。子供の将来をよいものにするための唯一の機会のようにも見える。しかし感情,心理的,そして神経科学的な経路をターゲットとしたプログラムのいちばん有望なところは,子どもが成長してからでも十分に効果がある点だ——学力面のみの支援よりもはるかに効果が高い。知能指数だけを見るなら,8歳を過ぎたあたりからなかなか伸びなくなる。しかし実行機能や,ストレスに対処したり強い感情を抑制したりする能力は,思春期や成人期になってからでも——ときには劇的に——改善できる。

ポール・タフ 高山真由美(訳) (2013). 成功する子 失敗する子:何が「その後の人生」を決めるのか 英治出版 pp.91
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