I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

差異にこだわる

彼らが口にする「気持ち悪い」は,「怖い」「意味が分からない」といった言葉と同義語である。とにかく“異なる他者”を差別することでしか,自我を保つことができない。あるいはそうすることでしか,自らの優位性を訴えることができない。そうしたゼノフォビア(外国人嫌い)を根底に抱えた者は,デモ参加者の中に少なくないように思える。
 以前,新大久保でおこなわれた差別デモの最中,たまたま現場に遭遇した右翼組織のメンバーが「朝鮮人って言葉を使わずに愛国を語ってみろよ」とデモ隊に対して吐き捨てるように叫んでいた風景を目にしたことがあるが,私もまったく同感だ。レイシストはレイスの差異にこだわることこそが,活動の原動力なのである。

安田浩一 (2015). ヘイトスピーチ:「愛国者」たちの憎悪と暴力 文藝春秋 pp.205-206

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