I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

もらえると思っていない時

あまりに多くの人が幼年時代から,信頼のできない,当てにならない世界で生きている。そういう世界では,より大きな報酬を先延ばしにしたかたちで約束されても,その約束はけっして守られない。こうした背景を考えれば,何であれ目の前にあるものをさっさと手に入れずに待っても,ほとんど意味がない。約束を守らない人と接してきた未就学児は,驚くまでもないが,ただちにマシュマロ1個をもらわず,あとで2個もらおうとする率がはるかに低い。このような常識的な見通しは,実験によって,とうの昔に裏づけを得ている。人は,先延ばしにした報酬がもらえるとは思っていないとき,合理的に行動し,その報酬を待たないことが立証されているのだ。

ウォルター・ミシェル 柴田裕之(訳) (2015). マシュマロ・テスト:成功する子・しない子 早川書房 pp.84-85

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