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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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成功できる見通し

この結果からは,成功の見通しを物事全般で持ちづらい子どもたちは,課題にすでに失敗したかのように取り組み始めることも分かった。だが,そういう子どもも,現に首尾良く課題を成し遂げたときには,ポジティブな反応を見せ,この新たな成功体験のおかげで,将来の成功への期待がおおいに高まった。成功するだろう,あるいは失敗するだろうという一般的に見通しは,私たちが新しい課題にどう取り組むかに重大な影響を与える。一方,具体的な見通しは,自分が本当に成功できるのかがわかったときには,変わりうる。これが意味するところは明白で,一般に楽観主義者は悲観主義者よりもうまくやっているが,悲観主義者でさえ,成功できるとわかったときには期待を高めるのだ。

ウォルター・ミシェル 柴田裕之(訳) (2015). マシュマロ・テスト:成功する子・しない子 早川書房 pp.136
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