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読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

待ち伏せ型の巨大化

獲物が近くに来るのをじっと待つタイプ,いわば待ち伏せ型の捕食動物は,ほかの捕食動物よりもはるかに巨大な武器を持つ方向へ進化する。たとえばサーベルタイガーは,待ち伏せ型の捕食動物である。木の枝から飛び降りて,無防備な獲物の首に犬歯を突き刺す。このタイプの捕食動物は,ピラニア同様,もはや獲物を追いかけて捕まえることをしない。そのため,たいていは速く走ったり泳いだりしない。その代わり,草陰に隠れるハンターのように風景に溶け込み,じっとしたまま,獲物が近くに来るのを待つ。そして不幸な獲物が通りかかったら,隠れ場所から突進し,あごで噛み付いたり肢で殴りつけたりして攻撃し,瞬時にしてその行動能力を奪ってしまう。相手は,何が起きているのかさえ分からず,逃げる暇もない。

ダグラス・J・エムレン 山田美明(訳) (2015). 動物たちの武器:闘いは進化する エクスナレッジ pp.59

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