I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

知識人階層への攻撃

すでに草創期から,アメリカの平等主義的衝動には政治の専門家の萌芽への,のちに専門職化と呼ばれるものへの警戒の念があった。自由人の政治能力にかなり誇りをもっていた多くのポピュリストの作家は,教養人や富裕層が政府のなかで特別の,あるいは非常に支配的な役割を占めることに当然ながら猜疑心をいだいていた。この猜疑心はそこにとどまらず,あらゆる学問に対する敵意へと変わっていった。反知性主義の潮流は,初期に発表されたポピュリズム的政治思想の一部に見出すことができる。革命期,ポピュリズムの文筆家の一部は富裕な名門層の権力を押さえるには,その盟友である知識人階層も攻撃の対象にすべきであると考えた。

リチャード・ホフスタッター 田村哲夫(訳) (2003). アメリカの反知性主義 みすず書房 pp.132

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