I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

ケトレーのドグマ

個人の特性の分布は正規分布になるはずであるという,いわば「ケトレーのドグマ」というべきものは,その後多くの分野における統計的分析において用いられている。すでに19世紀において,「統計学者は特性値の分布が正規分布になることを数学者が証明したと思い,数学者は統計学者がそのことを経験的に実証したと信じている」と批判されたにもかかわらず,現在でも「ケトレーのドグマ」の影響はなくなってはいない。知能指数IQの分布は正規分布になるということが仮定されることが多いのはその例である。
 ただし,偶然変動する量について正規分布を仮定するのは,それを分析の出発点におけるモデルとして設定する限り,十分な合理性があるのだが,ここでは深入りしない。

竹内 啓 (2010). 偶然とは何か:その積極的意味 岩波書店 pp.193

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