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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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競争の程度

教育改革の議論ではよく,少人数制には,1クラスあたりの生徒数を減らすことで,教師とのコミュニケーションが促されるというメリットがあると主張される。だがガルシアは,少人数のクラスで生徒の成績が上がるのは,他の生徒とのライバル関係が濃密になり,多くの競争が起きやすいためや,自分の能力を測る基準がより身近に感じられるためではないかと考察している。実際には,教師は大きな要因ではないのではないか,と。
 ノーマン・トリプレットは1898年に,誰とも競争しないより,1対1で競争した方が,全般的にパフォーマンスが向上することを発見した。
 そしてガルシアとトーは,競争相手が多すぎても,逆効果——すなわち,努力レベルの低下——が生じることを見いだしたのだ。

ポー・ブロンソン7アシュリー・メリーマン 小島 修(訳) (2014). 競争の科学:賢く戦い,結果を出す 実務教育出版 pp.56-57
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