忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

遺伝子と薬

ただ,遺伝子や遺伝情報をめぐる取材をしていると,互いにやや方向の異なったベクトルがあると感じる。
 1つは,遺伝情報や技術をうまく使えば,病気の予防や治療を根本的に変えられるのではないかという期待だ。遺伝学の進歩と分子生物学的なアプローチとで,病気が起きるメカニズムの解明は確実に進みつつある。病気の発症にかかわる遺伝子は,今や特定の変異で起きる先天性の疾患に限らず,がんや糖尿病,心臓病,アルツハイマー病といった,人生の終盤で起きるような病気でも次々見つかっている。薬の効きにも個人の遺伝的な要因が深くかかわっていることがわかってきた。こうした遺伝情報を利用すれば,一人ひとりの体質にあわせた病気の治療が可能になると言われている。

行方史郎 (2015). IQは金で買えるのか:世界遺伝子研究最前線 朝日新聞出版 pp.8-9
PR

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]