I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

子どもを残す

すべては,個体がいかに環境に「適応」できるかにかかっている。その際,マラソンや重量挙げの能力より,何人の子どもを残せるかが重要なのだ。自分と同じ遺伝子を持つ子どもが多ければ多いほど,より多数の自己の遺伝子が次世代の遺伝子プールに残される。遺伝子の観点からは,まさにそれのみが成功と見なされる。「成功」の意味に関して,「学校では良い成績を収める」「やりがいのある仕事に就く」「本を書く」などといった,より高尚な定義が頭のなかに去来するようなら,次のことを考えてみてほしい。あなたの遺伝子マシンは,まさしくそのような高尚な見方を生産することで,巧妙にあなたを動機づけ,繁殖成功度を高める地位や資源を獲得させようとしているのだということを。

エイドリアン・レイン 高橋 洋(訳) (2015). 暴力の解剖学:神経犯罪学への招待 紀伊國屋書店 pp.35

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