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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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性文化

居住者であれ旅行者であれ,ドイツにいたアメリカ人にとって,この国の活気あふれる性文化はたまらなく魅力的だった。エドガー・マウラーはこう書いている。「大戦直後の時期には,世界中がセックスの喜びにあふれていたが,ドイツはまさに乱痴気騒ぎといった様相を呈していた。[……]なにしろ積極的なのは女性のほうなのだ。道徳観念,純潔,一夫一婦婚,さらには良識さえ,偏見と一蹴されてしまう始末だ」。マウラーはまた「性的倒錯」についても言及し,古い常識はまるで通用しないと驚きをあらわにしている。「当時のドイツ以上に寛容な社会など,想像することもできない」

アンドリュー・ナゴルスキ 北村京子(訳) (2014). ヒトラーランド:ナチの台頭を目撃した人々 作品社 pp.84-85
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