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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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血液循環説の障壁

ハーベイ自身,瀉血に関して,それを支持し,瀉血は「当時の医療の中で最も卓越したものと考えていた」と表明している。ハーベイの仕事は医学の近代化がもたらした巨大な烽火であったが,それが人の病気を治すうえで直接響くことはなかった。多くの保守的な医師はハーベイを冷たくあしらい,血液循環は不逞の思想であり,医学の諸問題を解決するには無意味である。現実に伝統的な瀉血や投薬の方針を決める上で何の役にも立たなかった。
 血液循環説がたやすく一般に受け入れられなかったのは,古来ガレノスの学説があまりに深く根を張っていたからである。9年後にようやく世に認められたが,率先者はデカルトである。

藤倉一郎 (2011). 瀉血の話 近代文藝社 pp.55
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