I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

戦士と知識人

 12世紀のヨーロッパ各地で突然,群れをなし始めた教師や学生たちにとって,最も嫌悪すべきは私闘を重ねる騎士や十字軍に参加した戦士たちであった。後者もまた,人口と経済の面で急成長しつつある当時のヨーロッパで膨張していた社会層であったが,彼らが武力に訴え,文明の進んだイスラム諸国へ襲撃や略奪に向かっていたのに対し,新しい知識人たちはそのような野蛮さを嫌い,精緻な論理的弁証を駆使してたたかわされる神学・哲学的テーマについての論戦を,各人の「武勲」が賭けられた知的戦闘と受けとめていたのである。
吉見俊哉 (2011). 大学とは何か 岩波書店 pp. 38

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