I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

予言は当たる

 「一方向のみ検証可能な予言(One-way Verifiable Predictions)」は,たぶんコールド・リーディングにおける予言のうちで最も巧妙なものだろう。この予言を検証することは可能だが,それは予言されたことが実際に起きた場合に限られる。実際に起きなかった場合は,予言が外れたことをけっして証明できない。たとえば,次の例を見てほしい。
 [例]「あなたの職業に影響を与えるニュースを,友だちが電話であなたに伝えようと考えるでしょう。しかし,ぎりぎりになって知らせるのを思いとどまるかもしれません」
 可能性をよく見てほしい。もし偶然に友人がそういう電話をかけてくれば,予言は当たったことになる。もし電話してこなければ,サイキックが可能性に言及しているように,知らせるのを思いとどまったせいにしてしまえる。
イアン・ローランド 福岡洋一(訳) (2011). コールド・リーディング:人の心を一瞬でつかむ技術 楽工社 pp. 184-185

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