I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

ワーキングメモリの少なさの利点

 となると,新たな情報を得ること——パーティの部屋の奥で,自分のことが話題になっているのを知るようなこと——は,ときには頭脳馬力が少ないほうがうまく達成できる場合もあるのだ。もちろん,盗み聞きする能力は一般には優れた学力とは考えられていない。しかし,完全に注意を集中できないことは,教育や仕事の手配などで重要となる技能,たとえば言語を学ぶうえでは,実際に役立つものになる。ワーキングメモリーの少ない人(たとえば,注意欠陥・多動性障害,つまりADHDのように,ワーキングメモリーの欠如が大きな役割を占める障害を持つ人)は,能力を発揮する重要な場面でつねに不利になると一般には考えられている。しかし,これから述べるように,少ないほうが得である活動もあるのだ。
シアン・バイロック 東郷えりか(訳) (2011). なぜ本番でしくじるのか:プレッシャーに強い人と弱い人 河出書房新社 pp. 93

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