I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

代謝という面では

 けれども,多細胞生物の世界のなかで,ヒトは代謝的創造の頂点からはるかに遠い地点にいる。なぜなら,多くの動物が,代謝の他の側面ではヒトを凌駕しているからである。ヒトはビタミンCをつくることができず,朝のコップ一杯のオレンジジュースを飲まなければならないのだが,イヌは自分でつくることができる。私たちは麦やトウモロコシのような草の種子からカロリーを抽出することができるが,ウシは茎に含まれるセルロースを消化することにすぐれている。けれども公正を期すため,そして正当な功績を認めるために言えば,この代謝の軌跡は本当はウシによる新機軸ではなく,微生物による新機軸だ。巨大なセルロース分子を消化が容易なグルコースに変換するのは,4つに分かれたウシの胃のなかにいる細菌なのである。
アンドレアス・ワグナー 垂水雄二(訳) (2015). 進化の謎を数学で解く 文藝春秋 pp. 107

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