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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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偶然を信じる者は

 カナダのマニトバ大学のスティーヴン・ラドキーは,同じ大学の学生仲間が経験した偶然の一致を何年もかけて調査した。その結果,1年生の中で「共時性の経験度が高い」,または身のまわりの共時性や意味のある偶然につねに注意を向けている学生は,自己採点式の心理的健康度も高く,初めての大学生活にうまく適応していることがわかった。
 ラドキーの結論によれば,人生で遭遇する—とくに個人的な—偶然の一致にいつも目を光らせている人は,世界は居心地がよく,秩序だっており,こちらの働きかけに応えてくれる場所だと考える傾向があり,その結果,いつも幸福を感じていられるようになるのだという。どうやら偶然の一致とは人間にとって役に立つもののようだ。

マーティン・プリマー,ブライアン・キング 有沢善樹(訳) (2004). 本当にあった嘘のような話:「偶然の一致」のミステリーを探る アスペクト pp.20-21
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