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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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実体と分類基準

 ともあれ,原核生物も真核生物もそれらを二分する分類基準も決して自然言語の名ではない。原核生物とか真核生物とかいう自然言語の名があって,これらを厳密に分ける分類基準が発見されたのではない。合理的な(と信じられた)分類基準の発見と同時に,分類すべき実体も定まったのである。なぜこのようなことになるかというと,分類すべき実体(直接的には原核生物と真核生物)と分類基準(核膜,細胞内器官など)は肉眼では見えず同じ顕微鏡下の可視レベルにあるからである。自然言語に囚われずに分類できる場合,その分類はおおむねスムーズにゆくことが多い。もちろんこのことは,その分類が唯一の合理的な分類であることを意味するわけではない。

池田清彦 (1992). 分類という思想 新潮社 pp.26-27
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