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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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非明示的な名

 しかし,ここでも注意しなければならないのは,生命という自然言語の名が,生命を解明しようとする生物学の方法を,すみずみまでしばっていることである。生命を一言で言い当てようとして提唱された,気や霊魂よりほんのわずかでも明示的なすべての名は,生命という自然言語の名により却下され続けている。
 たとえばDNAが含まれている物を生命体だと言ってみる。するとDNAが入っている試験管も生物になってしまう。仕方がないからDNAが機能する空間を有するものを生命体と言い換えてみる。するとなんだか納得できたような気分になってくる。なぜそうなるか,おわかりですか。機能という名は生命という名と同じくらい,非明示的な名だからである。

池田清彦 (1992). 分類という思想 新潮社 pp.28
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