忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

保護者へ

 有効な手立ては見つからないものの,キャリアセンターが就職活動生の親との連携を求めているのは事実である。現状は保護者に対する「お願い」という形で,HPなどを通じ助力を仰いでいる。
 お願いの1つは,過干渉にならないでくれ,決めつけ押しつけは慎んでくれ,というものだ。時代がまるで違うのに,ご自身が大学生だった頃のやり方でいいのだと思って疑わない親御さんは意外といるので,わざわざ当然のことを言わせてもらうのである。
 2つ目は,望ましい接し方のアドバイス。子供の話の聞き役に回り,なるべく子供を否定せず,他の子供と比べず,とにかくその子と向き合ってくれ,というようなことだ。キャリアカウンセラーの基本姿勢を親に求めている。
 3つ目は,親御さんが子供の就職状況をつかんでおいてください,とのお願い。キャリアセンターが就職状況を確認したくても,学生と連絡がつかないことがけっこうある。そんなとき,お世話になりますというわけだ。
 他にもいろいろお願いしたいことはあるのだが,全就職活動生の親に共通して言うべきは少なく,教育機関としてどう接していいのかは難しい。

沢田健太 (2011). 大学キャリアセンターのぶっちゃけ話:知的現場主義の就職活動 ソフトバンク クリエイティブ pp.228-229
PR

TRACKBACK

Trackback URL:

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]