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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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変化と改善

 進歩があたりまえという思い込みは,比較的最近になってからのものである。それは長生きして,しかもあわただしく生きるようになった結果である。昔の生活はもっとゆっくりとしていた。通信もしにくく,変化もなかなか促しにくかった。それをもたらせる人もずっと少なかった。たいていの人にとっては,変化と改善の間には何の相関もなかった。人生は単調な繰り返しで,得るものはほとんどなく,すべては失われていく。

ジョン・D・バロウ 松浦俊輔(訳) (2000). 科学にわからないことがある理由 青土社 pp.71
(Barrow, J. D. (1998). Impossibility: The limits of science and the science of limits. Oxford: Oxford University Press.)
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